2020/05/18
【夏の髪飾り】令和2年5月19日(火)~9月6日(日)
夏の髪飾り 令和2年5月19日(火)~9月6日(日)
ガラス、水晶、瑪瑙、翡翠、貝等、夏の素材の髪飾り
第一展示室(江戸時代)
・代表展示
◆ギヤマン鼈甲櫛・ギヤマン笄
江戸切子ガラスの櫛と笄の名品。櫛の歯の部分には鼈甲が使われている。当時の技術ではガラスを削って
細い櫛の歯を作るのは難しかったであろう。
◆長崎出島風景図ガラス絵櫛
ガラスの裏側に文様を描きひっくり返して表側から見るという技法で、左右を反対、上塗りが出来ないほど
難しい技術を要する。
◆砂金石櫛・いち止・笄・簪
砂金石とは石英の中に雲母、ヘマタイト、ゲーサイト等の結晶を含有するキラキラと閃光を発する鉱石。
◆芦鷺松林文様蒔絵瑪瑙櫛・笄
表面には芦と鷺の文様の蒔絵が施された美しい瑪瑙製の櫛。
◆蔓草文様蒔絵団扇形象牙簪二種
団扇の形をした珍しい蒔絵簪で足の部分が鼈甲のものと象牙のもの二種を展示。
・特別展示
◆印籠、姫印籠
印籠とは薬を入れて腰の下げる容器で、薬籠とも云い武士の持ち物であった。一般に三段、四段、五段
に容器を重ね両脇に紐を通したもので漆器、陶器、金属、木竹、象牙などいろいろあるが精緻な技術を
尽くした蒔絵のものが最も盛んに作られた。男性用の印籠はもちろん、可愛らしい女性用の姫印籠も展示。
第二展示室(明治・大正・昭和時代)
・代表展示
◆鮎蛇籠文様蒔絵水晶櫛・笄
蛇籠と鮎の泳ぐ様子を螺鈿と蒔絵で描いた美しい水晶櫛、笄
・特別展示
◆お細工物
お細工物とはあまり外出することを許されなかった御殿女中達が、室内で手芸をし、それぞれの細工や
デザインを競いながら作った懐紙入れ等で、名のある作家のものとはひと味違った趣があり、興味深い。
第三展示室(特別展示室)令和2年3月31日~8月23日まで
◆坂東玉三郎丈衣装
泉鏡花原作「天守物語」富姫役舞台衣装「雲龍文様打掛」を展示
◆日本の髪型豆鬘
古代時代から現代までの豆鬘二十三点を展示
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |