2023/03/01
春の髪飾り 令和5年3月1日(水)~5月28日(日)
春の髪飾り 令和5年3月1日(水)~5月28日(日)
第一展示室(江戸時代)
・代表展示
◆桜花文様蒔絵櫛
当時のシンボルマークにもなっている櫛で桜の花を図案化し大胆に描かれている。
表と裏、右と左が全く同じ図柄であり、更には背の部分にも桜の花が描かれている。
ドイツでの展覧会で最高の人気を博した蒔絵櫛である。
◆桜狩図嵌装象牙櫛 芝山
藤原俊成の「古今集」桜狩りの歌が詠まれているお花見図の嵌装象牙櫛。
桜の花に螺鈿、樹や鳥に鼈甲を嵌装した芝山細工の美しい櫛。
◆桧扇に梅鳥籠飾り金銀びらびら櫛
桧扇に松竹梅鶴亀が飾られ「籠の鳥」が載った大変豪華でおめでたい櫛。
結婚式で花嫁が挿した簪で、「籠の鳥」には嫁ぎ先で烏龍の中の小鳥のように可愛がられ、
大事にされますよにという願いが込められている。
・特別展示
◆紅板
江戸時代後期に発達した携帯用口紅入れである。
象牙、金、銀、鼈甲など様々な材質の小箱に象嵌や蒔絵を施し、
紅花から作られた紅を入れ、紅筆で紅を挿す。
紅板は外出時に使う携帯用のもので
板状の二つ折のものと薄い箱型のものに大別される。
◆筥迫
筥迫は、御殿女中達が、化粧道具や懐紙などの身の回り品をおさめて、懐に挟んで用いたもので
ある。ビロードやラシャなど当時としては貴重な刺繍を施した物が多く、
身につけた時の装飾的な意味も兼ねていた。
第二展示室(明治・大正・昭和時代)
・代表展示
◆ハンドバッグ・ポーチ
洋装の派手な舞踏会が催された「鹿鳴館」時代(明治16年~22年)頃のバッグや
大正・昭和時代のビーズハンドバッグ、昭和時代のみの虫袋皮のバッグなどを展示。
第三展示室(特別展示室)
世界の櫛展 エリザベス女王1世の櫛、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ等、世界の櫛を展示。
←前へ | ↑一覧へ | 次へ→ |